カヤック、カウネットに総務の森を営業権譲渡
2007/06/06
株式会社カヤック(所在地:神奈川県鎌倉市、代表取締役:柳澤大輔、以下カヤック)は、同社が運営する総務情報サイト「総務の森」を株式会社カウネット(所在地:東京都品川区、代表取締役:勝村真信 、以下カウネット)に2007年6月1日、営業権を譲渡することを発表した。
このサイト売買はデジパ株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役:桐谷晃司、以下デジパ )が運営するサイト流通サービス「サイトストック」の仲介により成立したものだが、この営業権譲渡について、2007年6月5日、3社合同の記者会見がデジパ本社にて開催されました。今回はその模様をご紹介したい。

カウネットとの強力なシナジー効果に期待
カヤックが開発、運営する「総務の森」は、総務情報の総合ポータルサイトとして2000年3月よりスタートました。「総務の森」は総務担当者と税理士や社会保険労務士など専門家で構成する総務情報サイトで、労務管理、税務経理、企業法務などの情報を網羅し、コラムやQ&Aコーナーも充実している。
柳澤大輔氏は今回の営業権譲渡について
「総務の森は元々1人の社労士が個人的に始めたサービスをカヤックのビジネスとして展開し、数千人のアクティブユーザを抱えるサイトに成長させました。しかし、さらなるサイト発展と収益性の向上のため、今回、デジパ様のサービスであるサイトストックによって、カウネット様との関係を築くことができました。この強力なシナジー効果でさらに発展を目指したいと思っています。」
と語る。
また、オフィス向け通信販売事業、卸売事業をインターネット上に展開するカウネット取締役常務執行役員の有賀公夫氏は
「総務の森は日本で有数の総務ポータルサイトであり、豊富な情報には定評があります。また、Q&Aコミュニティのアクティビティも高いと思います。当社は、通販ビジネスを核としておりますが、今回の営業権譲渡を周辺サービスの1つのコアとして大きく展開していきたいと思います。」
と語る。
カウネットにとって「総務の森」と連携したビジネス展開は、カウネットだけではなくコクヨグループ全体を含めた大きなシナジー効果を期待するもの、と有賀氏は語る。当面「総務の森」は引き続きカヤックが運用を担当し、今回の営業権譲渡による有料化や大幅なサービスの改変は当面行わない。これからの事業展開については、これから両社で協議しながら可能性を模索していくとしている。

(上記画像左側)左から、株式会社カウネット 取締役常務執行役員 有賀公夫氏、株式会社カヤック 代表取締役 柳澤大輔氏、デジパ株式会社 代表取締役 桐谷晃司氏
(同画像右側)「総務の森」は当社が積極的に開拓する周辺ビジネスのコアであり大きなシナジー効果が期待できると語るカウネット有賀公夫氏
サイトストックが創造したビジネスチャンス
先述した通り、今回の営業権譲渡はデジパのサイト流通サービス「サイトストック」によって成立した。記者会見では、サイトストックの事業内容や事業展開についても記者からの質問が集中した。
デジパ代表の桐谷は今回の営業権譲渡について、
「企業が求めているニーズと良質なウェブサイトとのマッチングはなかなか難しいが、候補となる約20社の中からうまくシナジーが出るベストな会社とをうまくマッチングさせることができた。」
と語った。

サイトストックは2007年3月よりサービスを開始し、今回の営業権譲渡で11件目の実績。サイトストックは仲介やサイトの買い取り、レベニューの向上を柱としているが、わずか3ヶ月で11件の実績を上げた理由について桐谷は、
「私たちは直接両者の担当者とお会いして、しっかりとマッチングを成功に導きます。また、ウェブクリエイションの世界でこれまでのノウハウと実績があり、ウェブのプロとして目利きができることが私たちの強みなのです。」
語った他、
「アルファブロガーのように、個人がどんどん伸びて企業サイトを上回るようになってきました。しかし、うまくビジネス展開するためのノウハウがないと一定のところで止まってしまいます。これからも新たなビジネスを展開しようとしている若い人たちに夢を与えるために、サイト流通事業を積極展開していきたい。」
とこれからの抱負についても語った。
サイトストックの強力な支援によって実現した、カヤックとカウネットの新しいシナジーは、今後の大きなビジネス展開を推進するものとして、関係者、そしてユーザから大きな期待が寄せられている。



